ヘルパンギーナ

 ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルスなどのウイルスで発症します。

 潜伏期は2~4 日です。突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭粘膜の発赤が顕著となり、口腔内、主として軟口蓋から口蓋弓にかけての部位に紅暈で囲まれた小水疱が出現します。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴います。全身倦怠感、食欲不振、咽頭痛、嘔吐、四肢痛などがおこる場合もあります。発熱については2 ~4 日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。
 ヘルパンギーナには、特異的な治療法はなく通常は対症療法のみとなります。
 症状から回復した後も、ウイルスは長期にわたって便から排泄されることがあります。登校登園については患者本人の状態によって判断することになります。

 令和2年11月-12月に入り、高知市ではヘルパンギーナの罹患は増加しています。

​ ヘルパンギーナは、学校保健安全法(同法施行規則第19条)では、出席停止期間の基準が「発熱や喉頭・口腔の水疱・潰瘍を伴う急性期は出席停止、治癒期は全身症状が改善すれば登校可能」と規定される学校感染症(第3種)です。ただし、この出席停止期間は病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りでないと規定されています。